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105章:流星side
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105章:流星side
愛を置いてホテルから出て、タクシーに乗る。
涙がこぼれるのを、必死に止めるために、目を閉じ上を向く。
涙も流れてくるし、目を閉じれば愛しい愛しか思い浮かばない。
しっかりしろ!
まだ終わってないんだ!
1番重要な事が残ってるんだ!
自分に言い聞かせ、携帯をポケットから取り出した。
トウルルルル。
「遅ーい。流ちゃーん。」
「今すぐ俺の家に向かってくれ。」
「…もう、いるわよ。」
「すぐ着くから…。」
母さんも、流石に空気読めたのかな…。
俺は紙袋を握りしめた。
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