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102章:流星side-2 (1/38)

102章:流星side-2

次の日、代表と話をするために時間を作ってもらった。

「いきなりすみません…。」

「その顔をみる限りじゃ、あまりいい話じゃなさそうだな。」

「…。まぁ…いい話とは言えないですね。」

「…ホスト辞めるのか?」

「はい…。申し訳ないんですが、飛ぶ形になってしまうかもしれないんですけど、もうこの時点で辞めさせてもらいたいんです。」

「俺に話してるなら、飛ぶとは言わないだろ…?

なんで、話に来た?」

「ははは…確かに…。
代表には本当にお世話になりました。
でも正直…それが理由で話に来たわけじゃないんです。

愛の事…です。

俺は彼女を本当に愛してしまった。
いや、過去形じゃなくてこれからも、愛してます。

代表は、唯一の家族ですよね…?

だから…このまま飛ぶなんて、出来なかった。」

「流星?
話の流れが分からないな…。

お前は、愛のもとからも去ろうとしてるように聞こえるが…。」

「…。母さんと向き合う事にしたんです。
というか、区切りをつける事にしました。」

「真理子さん…か。
今も他店のホストにはまってるみたいだな…。

俺は、彼女を客としてみた。
お前の母さんっていうことを忘れた事もあった…。

金もかなりの額落とさせたし、正直1人の人間として扱わなかった…。」

「代表、俺恨んでないですよ。
母さんが勝手にしたことだ。
代表は、ホストっていう仕事をしただけですよ。

ただ、ただ、このまま同じ事を繰り返すのは、もう終わりにしたいんです。

母さんと話して分かった。
この繰り返しに区切りをつけるのにひとつだけ方法がある。

ってか、ひとつしか方法がないんです。

今まで色々お世話になりました…。」

俺は頭を下げた。



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ただ…ただ普通を手にしたかった ©著者:なぁ

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