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97章:【54】 (1/1)

97章:【54】

それから、1年。

この1年は、仕事はナンバーを守っていた。
相変わらずな色恋で。

例の今だに名前も知らない男は、昔通り私に会いに来て相談を聞いてもらう…というか、父親目線で心配したり、喜んでくれたり、いい関係でいた。

お兄ちゃんは、流星のお母さんが切れてからも、相変わらず売上を叩き出しているようだ。
私とは、流星の事があってから全く会っていない。
もともと、ホストクラブ以外で会ってたわけではないし、会う機会もない。
いや…機会は作るもんだもんね。
お互いに作らなかっただけだ。

流星との関係は、相変わらずって言葉が1番しっくりきているのかもしれない。
未だに、家にはいってない。
お互いが空いた時間にホテルで会ったり、2人で見つけたあのビルに行ったりしていた。
お互いの仕事上、外でデートをしたりはしないが、心は満たされていた。
流星は、お母さんの事に全く触れなくなっていたけれど、仕事はお兄ちゃんと未だに競い合って頑張ってるみたいだ。

流星のお母さんは、消息は分からない。
自分の過ちでこんな結果になってしまったけれど、私は幸せを願うしかなかった。



これからも、みんな何事も無く進んでいけるものだと思っていた。

神様は、何がしたかったんだろう…。
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ただ…ただ普通を手にしたかった ©著者:なぁ

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