愛…。

愛が電話で俺を大事な家族だと言ってくれた事嬉しかった。

自分を見失ないそうだった俺は、愛に電話をしていた。

いや、もう見失っていたんだと思う。

俺は、ホストって言う職業に流されたんだ。

ここまで来ると、金が欲しいからではなく、えげつない営業が当たり前になっていて終点が見えなかった。
お客がギブアップするまで、とことん俺は追い詰めていったんだ。

それが、女達を壊していくことも分かっていたが、それが仕事だと本気で思っていた。

愛？
こんな兄ちゃんでも、ずっと家族でいてくれるか？

虫がいい話かな…。