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84章:【48】 (1/8)

84章:【48】

あの時の絶望した流星の顔が忘れられない。

ホテルに誘われたが断った。
今だけは、2人とも快楽に流されてはいけないと思ったから。

私は彼を連れて行きたいとこがあった。
あったかくて、私も救われた場所。




次の日、流星と待ち合わせをした場所に向かう。

彼はもう来ていた。
昼間の太陽の下で、下を向いて待つ流星。

「お待たせ。こっちよ。」

彼の答えを待たず、タクシーに乗せる。

「どこ行くんだ?」

「多分…たどり着けると思う。」

「はっ?
目的地わかんねーの?」

「1度しか行ってないし、もう何年も前だしね…。
なんとかなるわよ。」

流星はため息をつき、タクシーの背もたれに寄っかかった。


1時間以上たつと、なんとなく見覚えがある風景になってきた。

懐かしい…。
元気にしてるかなぁ…。
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ただ…ただ普通を手にしたかった ©著者:なぁ

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