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67章:慶次side (1/2)

67章:慶次side

やべっ。気づかれてたなんてな。
さすが流星さんだな…。





俺は、バカな振りをして生きてきた。

よくある話かもしれないけど、親が警察官僚のお偉いさんだから、やっぱ一人息子の俺は小さい頃から、英才教育?ってゆーのをされてきた。

でもさ、親がすげー人間でも、俺にそのDNAってやつは、全く受け継がなかったわけよ。
残念な話だよ。

いや、小、中学生は努力とまではいかないかもしれないけど、なんとかやらなきゃって頑張ってはみたんだけど…。

花開かず?
でも親達はまだ期待してた。

もう、親にも悪いしさ、俺が【底辺のバカだ】って事分かれば、諦めて、親も楽になるかなーって思ったんだ。

俺も楽になりたいし。

そっから、【底辺のバカ】になるのはすっごい早かった。
高校は一応でた。

バカみたいな演技してたら、みんな去って行ったけどね。

ホストになった理由は、演技しやすいって思ったから。

そしたら、親父権力ふるっちゃって、現在に至るって感じ。

まあ、息子がこれ以上バカになんないように、権力ふるって見守ってる…っていうか、その場に押し込めたって感じだ。

だから、親父にプレゼントしたんだ。
源氏名【慶次 けいじ】って名前にした。

だって、俺は本物の警察官にはなれないからさ。

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ただ…ただ普通を手にしたかった ©著者:なぁ

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