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65章:【40】
自分の気持ちを知りたい為に、今日も流星の元へ行く。
ホスト達も、頻繁に行く私の存在に慣れたもんだ。
「いらっしゃいませ!
カンナさん。」
笑顔で迎える。
「今日はVIPでお願い。」
騒がしくない所で、流星をちゃんとみて見たかった。
「分かりました。
こちらへどうぞ。」
久々の、VIPルーム。
すぐに流星が来た。
「今日早くない?」
「1番の太客さんだからな。」
心が少し痛かった。
やっぱり、当たり前だけどお客だもんね。
普通にいつも通りたわいもない話をしていると、いきなり流星が言った。
「お前、綺麗だよな。」
「………。 ⁈」
「本当面白いな。
綺麗なんて言われ慣れてんだろ?」
「あ、あんたが…突然言うから、びっくりしただけだよ!」
流星の手が、頬に触れた。
すぐに離された。
「何飲もっかなー。」
心臓バクバクな私をよそに、もう違う会話になっていた。
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