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60章:流星side (1/3)

60章:流星side

ずっと、気になってた女がいた。
たまに来て、VIPに入り指名もしないで大人しく飲んで帰る。

代表の知り合いだと、耳に入ってきたが、知り合いってか、あれはきっと妹だ。

冷たい表情がそっくりだ。

まあ、妹だろうがどうでもいい。

金の匂いがプンプンする。

俺は、なんとなくその日女の元へ行ってみた。

前に座って近くで初めてみたが、思った以上に綺麗な顔をしている。
このホストクラブで働いていれば、芸能関係やらモデルやら色々来るから、美人な女なんて見慣れてたけど、この女は上回る綺麗さだ。

綺麗な顔で生意気な気の強い態度。
近づき難いオーラが、より一層綺麗に見せている。

生まれ持ったもんだろうな。

でも、喋って見ると、強気な態度を演じている部分が見え隠れする。

しかも、俺を買いに来たって。
面白過ぎる女だ。

俺の接客盗んで自分に使うのか?

本当になんの接客技術もない俺に800万出してきやがった。
面白すぎるだろ。


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ただ…ただ普通を手にしたかった ©著者:なぁ

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