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54章:例の男side (1/2)

54章:例の男side

母ちゃんと無事になんとか、脱出出来たみたいだな。



店の男から連絡が入る。

「あ、あの!
すみません!!
ひ、1人の客が…女を連れ去りました!!
すみません!すみません!」

やつには、悪いことしちまったな。
自分がこれからどうなるか、どうされるかビビっちまって、声が震えている。

「あー⁉︎どの女だ⁈」

悪いが人芝居うつ。

「え、え、えっと…。
整形依存だったやつです!」

「あー、あいつか。
丁度良かったのかもしれねーぞ。
これからまた、化け物どんどん入る予定だから、古いのは捨てる予定だったからな。」

「ま、マジですか⁈
良かったー。
で、でも本当にすみませんでした!」

「今回は、見逃すが…。
次はねーぞ!肝に命じとけ!」

わりーな。
まあ、これで塚田は追われないだろう。

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ただ…ただ普通を手にしたかった ©著者:なぁ

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