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52章:塚田side (1/25)

52章:塚田side

あのカンナを買った男と話をした後、いつも通り出勤したが、もう仕事にならない。

初めて早退した。

家に帰り電気もつけず座る。

あの男に言われた事を思い出す。

自分はもっと決断力がある人間だと思っていた。
実際はこの通りだ。
1番大事で、1番大切な人の事なのに…。
だせーな…。俺…。

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ただ…ただ普通を手にしたかった ©著者:なぁ

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