ホスト,キャバ,風俗等のちょっと大人の無料ケータイ小説!PC,スマホ、ガラケー全対応!

51章:例の男side (1/4)

51章:例の男side

俺は金がある。
いや、使い道がない金が貯まってしまったと言うべきか。

小さい頃から、群れるのが嫌いだった覚えがある。

高校には行かず、悪友共とふらふらしていた。
まあ、勝手にくっついてきたやつらだったから、仲間だと思った事はなかったが。

そんな生活をしていりゃ、大人の悪いやつらが声をかけてくる。
使いっ走りにするのが目的だろう。

裏の世界を見せてもらい、吸収出来るものは吸収した。

俺が20歳になる頃、裏の世界のトップのやつから声がかかった。

下で働かないかと。
その頃は、儲けてなんぼだと思っていたから、そいつについていった。

簡単な話だ。
そこから20年ちょい、所帯も持たず、そのトップの男の所で頭角を表し、今に至る。
裏事業は、半端ない金が入ってくる。
捕まるのは、下っ端どもだから俺には関係ないしな。

金があまり過ぎて女を買って1人ゲームみたいな事をし出したが、つまらない女ばかりだった。

カンナと出会い、こいつも顔だけか…と思っていたが、違った。
なんつーのか、心がないようで心がある?
うまく言えないが、こいつの人生に関わりたくなるようなやつだった。
顔には出さねーが、喜怒哀楽を心の中でしちゃったり、まぁ飽きない女だ。

最近こいつも、俺に心開いてきてるみたいに感じる。

だせーかもしれないが、悪い気はしない。
いや、嬉しかっんだな…。

266 /559

※この小説を友だちに教える⇒メール

いいね LINEで送る

ただ…ただ普通を手にしたかった ©著者:なぁ

夜のケータイ小説サイト「ホスラブ小説」
PC,スマホ、ガラケーで全ての機能が利用できます!

Copyright © hostlove.com All Rights Reserved.