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49章:塚田side (1/6)

49章:塚田side

メモを何回も見ながら、なんとなく日は過ぎていってしまった。

やはり、10年という月日は長い。
怖さもあった。

そんな考えのまま、毎日が、過ぎた。

あゆみが辞め、カンナはまた一皮向けた気がした。

そんなカンナに営業終了後、声をかけられた。

「ねー、なんか最近おかしくない?
なんかあったの?」

人の心配まで、出来る女性になっていた彼女を見て笑ってしまった。

「なんなの?その笑い⁈」

「すみません。すみません。

カンナさん、会いたい人に会うのが怖いって分かります?」

「分かり過ぎるかも。

嫌いな人でも、好きな人でも離れていた人に会うのは怖いかもね。

ってか、お母さんの事いってんの?」

「なぜそう思います?」

「それ以外女っ気ないじゃん。」

彼女は、最近あゆみに似てきた気がする。
全ての人にではないけれど、ちゃんと思ったことを、言えるようになっている。

また笑ってしまった。

「正解ですよ。」

「ふーん。」

彼女は、俺の肩をぽんぽんと二回叩いた。

「おまじない。
これで大丈夫よ。」

お疲れさまーと手をヒラヒラさせ、帰って行った。






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ただ…ただ普通を手にしたかった ©著者:なぁ

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