『ふふっ、絆がそんなふうに思ってくれてたなんて知らなかったな。なんかちょっと嬉しい(笑)』

「俺だって普通の人間ですー。人並みに嫉妬もするし怒ったりもするわ(笑)」

『や、それはそうだけどさ(笑)絆に怒られるのって初めてだったから、ちょっとだけ怖かった…』

さっきまでの絆は今思い返しても身震いする。

「そんな怖かった？普通の顔しとったと思うんやけどな…(笑)」

『あれが普通だったら、お客さんに指名もらえないよ？(笑)』

「そん時はオラオラ系目指すわ(笑)」

さっきまでとは違い、会話がポンポン続く。



そして、車はＴ公園の駐車場に停まる。

「あー、やっぱ彩は違うなぁ」

車のエンジンを切って絆が呟いた。

『…？違うってなにが？』

「実は言うと、今日3人の子に同伴誘われとったん」

『え…』