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26章:怒っている理由 (1/3)

26章:怒っている理由



最終確認を終えて、前回同伴した時に車が停まっていた所へ向かう。

『(もう来てるかなー…)』

前回と同じ道を歩く。

横断歩道の手前で左に曲がると、ハザードランプがついた軽自動車。

『(あ、絆だ。もう付いてたんだ…)』

絆の車を見つけてわざと陰に隠れる。

『(いい女は少し遅れるのが常識、って雑誌に書いてあった…)』

ショッピングモールに寄った時に書店で立ち読みした雑誌にそう書いてあったのを思い出したのだ。

『(…でも少し遅れるってどれくらい?)』

仕事柄人を待つ側で5分前行動が当たり前の彩。
少し遅れる、がどれくらいかわからない。

『(第一、絆はいつからあそこにいるんだろ…)』

そもそも絆が何分前から停まっているかもわからない。
それがさらに彩を悩ませた。

『そ、そろそろ行ったほうがいいのかな…』

そう呟いた時、絆からLINEが。

《前と同じとこにおるけど、今どこ?》

『うわ、そろそろ行かなきゃ…』

LINEでの催促。
遠回しに“早く来い”ということ。

彩は陰から出て、車へ急いだ。

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気がつけば「エース」になっていた少女 ©著者:Color Flower

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