ホスト,キャバ,風俗等のちょっと大人の無料ケータイ小説!PC,スマホ、ガラケー全対応!

19章:新人戦 (2/2)


鏡月とピッチャーが席に来て少しすると、ヘルプが着いた。

「はじめまして、[M]のリュウです」

「はじめまして、[M]の雅です」

N市のホストのリュウと雅。
リュウは金髪、雅は黒髪のホスト。
彩からしたら正直誰が来ても同じ。
他のホストになんて興味はないし、今日の彩には目的がある。
それは数日前に遡る___





数日前

初指名を無事達成できた彩は絆とLINEをしていた。
ある事について。

《彩、お願いがあるんやけど…》

絆は唐突に切り出した。

《どうかしたの?》

《彩に初指名してもらったし、この際俺の「初」全部彩にやってもらいたくてさ》

ホストとしての「初」が一体いくつあるのか彩にはわからなかった。

《「初」って何個くらいあるの?》

《初指名、初同伴、初シャンパン、初ラストかな》

絆が言うには全部で4つ。
シャンパンとラストにお金がかかることは無知な彩にもよくわかる。
そんな無謀なことを絆は彩にさせるつもりだ。

《そんなにあるんだ…。でもシャンパンって高いんだよね?》

社会人といっても彩はまだ1年目。
しかも一般企業で月給は微々たるものだ。
そんな彩からしたらホストで頼むシャンパンは高級品。
そんなのを頼める余裕なんてない。

《大丈夫。シャンパンは1万からあるし、なんだったら陽菜ちゃんと割り勘してもええし》

《そうなんだ。じゃあわたし、絆の初シャンパンおろす!》

ドンペリとかを想像してた彩は1万のシャンパンが安いと思ってしまい、絆の提案を呑んでしまう。

《ほんま?じゃあいつにする?》

《今度新人戦行くって陽菜と約束したからその時でもいい?》

《ええよ。新人戦の時の方が盛り上がるし、何より自信になるわ》

という事で、「新人戦で初シャンパンを卸す」という目的が彩に生まれた。

49 /93

※この小説を友だちに教える⇒メール

いいね LINEで送る

気がつけば「エース」になっていた少女 ©著者:Color Flower

夜のケータイ小説サイト「ホスラブ小説」
PC,スマホ、ガラケーで全ての機能が利用できます!

Copyright © hostlove.com All Rights Reserved.