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14章:化粧 (1/1)

14章:化粧


電話を切った彩は慌ててお風呂へ向かう。
現在の時間は7時前。
10時頃にN駅ということは、9時には寮を出ないと間に合わない。



お風呂から出て、化粧をしながら絆とのLINEを振り返る。

1週間程前、絆から「彩って化粧しとらんの?」と聞かれた。
もちろん彩は化粧はしていたが、本業が接客業ということもあり、化粧はプライベートでも薄くなりがちだった。
それが絆は気に入らないらしく、「眉毛も書いとらんし、アイラインも薄いし、化粧しとらんみたいやん」と言われてしまった。
正直、男である絆に化粧のことであれこれ言われるのはイラッとしたが、発想を変えると絆はナチュラルメイクよりもバッチリメイクの方が好きだということになる。

『絆の好きなタイプ“年上”ってなってたし、大人っぽく見えるように頑張ろ…』

そう呟き、アイラインをいつもよりも濃く引いて目尻をきゅっと引き上げる。

『陽菜みたいにわたしも絆を振り向かせてやる…!』

最後に赤いリップを塗って出来上がり。

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気がつけば「エース」になっていた少女 ©著者:Color Flower

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