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3章:初めてのホスト (2/2)


席に案内され、座ったとこでわたしはある事に気づいた。

陽菜がいない、ということに。

陽菜と来てるんだから当然一緒の席になると思っていたのに、わたしは今一人で座っている。

そう思った瞬間に、
初めての場所でしかも一人。
ずっと感じていた不安がさらに大きくなった。


席に座って少ししてから夢というホストが注文を取りに来た。

「飲み物は何にしますか?」

メニューを出されてもいまいちピンと来なくて、なんとなく気分でグレープフルーツジュースを頼んでみた。

「少しお待ちください。」



しばらくすると、夢が色々持って席に戻ってきた。

夢が鏡月を置いたのを見て、わたしがさっき頼んだグレープフルーツジュースは割りものということがようやくわかった。

「ちょっと失礼します。」

そう言って夢は置いたばかりの鏡月を持って叫び出した。

「Aの5番テーブル!鏡月いただきましたー!」

「「いえっさー!」」

「ありがとうございます!」

「「ありがとうございます!」」

・・・。
これはさっきのと同じで掛け声みたいなものなのかな?
うん、気にしないようにしよう。

そして夢はわたしにお酒を作ると席から去ってしまい、わたしはまたひとりぼっち。


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気がつけば「エース」になっていた少女 ©著者:Color Flower

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