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18章:xがいないあの日から… (1/3)

18章:xがいないあの日から…

次の日ケータイを変えた。
絶対にxからの着信もLINEも鳴らない。

なにもかも忘れたくて久しぶりに友達と六本木のクラブに入った。
VIPに座るとシャンパンがついてくる…
このシャンパンでまたxを思い出した。
沢山の男から話しかけられる…
色黒、髭、短髪…
xとは真逆な男しかいない…
更にxを愛しく思った。
クラブは音を聴けば聴く程xを思い出して切なくなった…

友達と別れて

次は行きつけのBAR…

マティーニ、ジントニック、ゴットファーザー、ミモザ、シグルモルト、、、酔っ払いたくて忘れたくて沢山頼んだ…
だけど会員制のBARだからホストクラブのように輩モードだしたら出禁になる…お店は静かで、周りを見渡せば高級なスーツに腕時計、靴を履いた品のある地位の高い凄い方しかいない…

私が見ていた世界はクズ…
所詮クズ…そして私もクズ…
だけどクズでいい…そう思った。

BARで誰もが知ってる食品会社の社長に話しかけられた…

やっぱり本当のお金持ちって凄いんだと実感した。
私なんか偽セレブ気取りで親の七光りで生きていた。

だから頭も悪いし、口も悪い、やることも厨二病。自分で仕事をして苦労をすればもっとxの気持ちも分かるし自分も成長できるんじゃないかと思った。

今の環境は暇だからxの事ばかり考えてしまうんだと思った。
だからなにか夢中になれる仕事か趣味を探したいと思った。
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エ○ーグループ ©著者:vivi

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