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12章:真っ赤な血 (1/6)

12章:真っ赤な血

そんな会話を30分程続けると、私もxもその気になっていた…

ただ私はすぐにあそこを開く女と思われたくなかった。
だからあえて話しの方向を変えた。

私『もー超眠くなったー。ねぇ!どっち側で寝たい?』
x『俺も眠いわー。こっちでいいよ。』

一緒の布団に初めて入った。24歳の男女が同じ布団に初めて入ったら普通ならやる事は一つ…

だ、け、ど。

今回はそんな予想通りの事はしません。

私はxに背を向けて寝る体制をとった。

x『なんか悲しいーじゃん。俺普通の女ならめっちゃ抱きついてきたりされるんだけどー』
なんかつまんなそうなxが面白くなかった。

私『じゃぁ私みたいな女がいてもいいよね!おやすみ!』

私はもうなにもしたくなかったからそう言って寝ようてした。

すると
x『vivi一つだけお願い聞いてくれる?』
甘えたようなxの声に反応して
『なに?』て聞いたから
x『手繋いで寝たらだめぇ?』

ママから離れたくない子供みたいなお願い事は可愛すぎた。
私はそっと仰向けになりxの手を握った。

そのままxも眠りについた。

私が独り占めしたい男は今私の隣で手を繋いで寝ている。
s○xをするなんかより心が満たされた。

お昼位になりお互い目が覚めた。
すぐにxは用意を始めx『今日は撮影があるんだっ!』て言って『先にでるね!まだ時間あるからviviはゆっくりしてって!』

言われて足早にxはホテルを出た。

きっと今日も別の客に会うんだとなんとなく気がついた。
でも昨日手を繋いで一夜を共に出来た私は何よりも幸せだった。

だから『行ってらっしゃい!撮影頑張ってね!』って可愛く見送った。
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エ○ーグループ ©著者:vivi

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