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10章:きっかけ (3/12)





待ち合わせは必ず私の方が早い。
なんたって待ち合わせの1時間前にはいるからね。

負けるはずがない…



今日びっくりしたのは、待ち合わせ前に立ち寄る喫茶店でばったり南條さんと会ってしまったって事


南條『こんな早くに来てたんだね(笑)どうりで勝てない訳だ。』

私『バタバタしたくないからね。それに待ち合わせからして楽しみだし、浸りたい的なね♪』


南條『あ(;゜0゜)邪魔?』

私『まさか。ラッキーだなって。』



(o^−^o)←まんざらでもない南條さんの顔




その喫茶店はパン屋でスタッフの掛け声は現地の言葉だったりして洒落てる。

近くに総菜屋やプロシュートのお店があり、買い出しは大概そこ。



私『あ、車内でなんかつまむ?仮眠する?』

南條『なんか買うなら行ってくるよ』


私『行きたい店があるからつまむなら、荷物見ててくれたら身軽で行けるんだけどな、って♪』

南條『そっか、見てるよ。重いものは僕も行くよ』


私『わかった。軽いものだけ、ね♪』



買い出しは嫌いじゃない。
私は一途だからお気に入りが出来れば必ずそこだけで買う。
東京駅なんて、人がたくさんいるからよほど来ないと顔なんて覚えてもらえないんだけど…
私は案外顔を覚えてもらえたりする。なぜかわからんけど。



今回もやっぱり、おばちゃんが『あら♪』って感じの人懐っこい笑顔で対応してくれた。


『久しぶりね〜』なんて。
ちょっと嬉しい!!




肉入りサラダとお浸しと…
唐揚げとプロシュートはそれぞれの専門店でアソートになってるのを買って。



私『ただいま』

南條『おかえり。早いね。』

私『買い物は早い。洋服も悩まない!』



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プラネタリウム ©著者:愛希

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