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7章:越えられない (10/10)





家につくまで、本当にいろんな話をした。
話せば話すほど惹かれていくし、時間が足りない。

私も一応はいくつもの恋愛、不倫はしてきた。
口には出さずに終わらせた恋みたいなものもあった。



≪出会うのが遅かった≫とか≪生まれた年齢が違えば≫なんて、たまに聞くけど
まさに南條さんに向けた言葉になった。



『なあに、寝ぼけた事言ってんのよ』って思うタイプだったのに。
『って事は、運命じゃないのよ』って思うタイプだった。




『この私がね…』と独り言を呟く。

年齢がかなり違うから、ジェネレーション・ギャップはあるけど、そんなもん関係ない。





≪私はこの人が心の底から好きなんだ≫ってわかってしまった。





出逢えて良かったけど…
出逢わなければ良かった、と同時に思った。





急な1泊から、1ヶ月が経つ。
相変わらず、週1は必ず顔を見せに来てくれる。



時間が足りない。
1日24時間
毎日同じだけ時間はある。

だけど早く感じたり遅く感じたりする。
勿論、南條さんといる時間はくしゃみくらいの時間
早すぎる。




触れたらサッと避けて謝ってた人が今では、軽く触れてきたり、私がつかない時間は真顔で、私がついてる時間は笑顔だったり、ハッキリ変わるようになった。


ヘルプでつく子は大変だろうけど、会話にならない訳ではない。
それがせめてもの救い。

来店したらすぐわかるのは≪好き≫とわかってから当たり前だったけど、来店するかもっていう勘があたるようになった。





重症だ。
ホステスが恋するなんて。
おかげで接客に身が入らない。





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プラネタリウム ©著者:愛希

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