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7章:越えられない (2/10)




離れ風の部屋での食事
用意が終わり、席につくとどれから先に箸をつけていいのか、悩む。

まずは瓶ビールをお互いに注ぎ、乾杯をした。
他の飲み物は備えつけの冷蔵庫にあり、ないものは連絡を、と言われた。



南條『ね?凄いでしょ。』

私『はい!!こんな食べたら胃が爆発してしまいますね(笑)』

南條『無理しなくて良いです。』



鍋に火を点け、具材を入れる。
やはりこういうのは女がやる方がスマートだと思う。


僕がやります、と言われたけどね。




出汁の良い匂いがする中、それだけで飲めそう。

不思議なのが、もういろんな話をしてるのに話が尽きないという事
とにかくたくさん話しはしてきたけど、全て話した訳じゃない。

じゃないけどね。




南條『本当朱鳥さんはユーモアがありますね。』

私『実際の話ですからね〜。』



なんとか全種類箸はつけた。
お酒が進めば自然と箸は止まる。

ダイニングの窓際は、小さなカウンターになっていて、夜景を見ながらお酒が飲める。


私は基本、花より団子
だけどやはり
好きな人を目の前にしたら、ムードもほしくなりますわな♪



私『見晴らし良いですね。このカウンターが凄くにくい演出です』

南條さんは私のグラスと自分のグラスなどを持ちカウンターに移してくれた。



南條『部屋によって景色は違いますが、ここはいいですね。』


肩を並べて、グラスをもてあそびながら、ただ夜景を観る。




キャー( 〃▽〃)
ロマンチック!!




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プラネタリウム ©著者:愛希

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