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3章:社交辞令 (2/7)





南條さんが1人で来店するようになってから、ちょっとは仲良くなった。

接待で来て数日すると『こないだはまるで話せなかったんで』と言って初めて1人できてくれた時はびっくりした。


愛の告白を受けたみたいな感覚になり、勝手に1人で照れた(笑)

そういう時に限ってつけ回しは聞いていたりする。
南條さんが帰ってすぐ


つけ回し『お前、女みたいな顔してんじゃねえよ(笑)』

私『見てたの』

つけ回し『見えたし、聞こえたし』


私『普段呼んでも来ないくせに!!』

つけ回し『忙しい時もあんの!!』



つけ回し『最近1人で来るようになったねえ〜(ニヤ)』

私『だから何』

つけ回し『別に〜』



接待したら、1人来店になっていた。


そして
私がset内で戻れない時、延長して待っててくれた。


私は極力お金は遣わせない。
来てはもらうけどset内でやる。



私『すいません、延長頂いたみたいで。ありがとうございます。』

南條『いないのに、帰るはないかなあ、と。それにつけ回しの人に焚き付けられたと言うか(笑)』


私『え?』

つけ回し『延長してくれたら戻れるとしか言ってませんよー』


南條『だからしました。』


私『バカ!南條さんは疲れてるの!』

南條『いやあ、話足りてないしちょうど良かったですよ』



つけ回しが茶化したいけど茶化せない顔をした。



南條さんは普通にドキドキする事を言う。

いないのに、帰るはないとか
話足りてない、とか




残念ながら
誰に言われても喜ぶ言葉ではない。

やはり、好きなタイプだからかな?と。





南條さんとの時間はあっという間






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プラネタリウム ©著者:愛希

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