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11章:〜姫初め〜 (1/11)

11章:〜姫初め〜

私はクラスメイトや彼に
年賀状を書いていた
当時は個人宛にも束になって
年賀状が届いたものだった

今ではすっかりメールやラインで
簡単に挨拶ができる時代だが
手書きでいただく手紙や年賀状は
何年たっても風情があって
無くしたくない文化だと思う

年末の大掃除も家族総出で
手伝いもしていた

綺麗に片付いた家に正月用の
鏡餅やしめ飾り、門松を飾って
家族そろって新年を迎える

父は網戸や窓拭き、至るところの
換気扇の掃除をしていた
それが終わるとトイレと風呂場を
頑張って掃除していた

母は台所の油汚れや床の汚れ
リビングの掃除をしていた

祖父はゲートボールの道具を
整理したりファンヒーターの
フィルターを掃除して
灯油を詰めたりしていた

祖母は自室の掃除をできるだけ
人に頼らずに頑張っていた

私達姉妹は自分達の部屋の
いらない物を整理していた

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徒然なる姫日記 ©著者:イブ

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