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7章:〜寝る前の自慰〜
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7章:〜寝る前の自慰〜
処女喪失の痛みは
1週間ほど続いていた
喪失した当日は大きなボールが
股間に挟まれたような
ビリビリとした焼けるような痛み
彼は私が家に着くまでずっと
大丈夫かどうかを気にしていた
意識的にはガニ股にならないよう
膝を閉じて歩いているつもりでも
股間にはボールが挟まれたような
不思議な感覚だった
彼は私の歩き方を見て
大丈夫だよ普通に見える
ガニ股になってないよ
何度も安心させてくれた
次の日は文化祭の後夜祭
フォークダンスが楽しみなこと
痛みは明日も続くのかと
二人で話しながら家路についた
父や母そして祖父母にも
もちろん姉と妹にも
処女を喪失して帰って来た事を
知られたくはなかった
姉も高校の文化祭で忙しく
私よりも帰りが遅かった
帰宅してすぐ二階の部屋に
上がろうとすると
太ももの間が痛かった
ルームウエアに着替える時
徐にパンツを下げてみた
やはり血は出ていなかった
階段を下りて食卓につくと
公園での出来事で頭がいっぱいで
母との会話が弾まなかった
初めてキスを経験した夜は
母は私の変化にすぐに気づいた
処女を喪失した事にも
誰よりも早く気づくのだろうか
普段通りに振る舞う事が
当時の私には精一杯だった
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