4章:☆朱色☆ (2/7)

初出勤は夕方であった。

辺りは薄っすらと暗くなりまばらにネオンが光っていた。

今日からここで働くのか…。


看板を見上げてお店の中に勢いをつけて入っていった。

ええい！！

心の中ではいつだって強気である。

『しゃいませぇぇえええ！！！』

予想通りの反応だったが体育会系過ぎてビクッとしてしまった。

『きょ、…今日からお世話になる
北条舞です』