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7章:転職 (12/12)

ばか客の席には違う女の子が付いてたけど、女の子はひきつり顔で失笑してました。

田中「もうすぐクリスマスだし、シャンパンでも飲むか?」
部下「いいですね〜♪」
田中「じゃ、シャンパンお願いしていいかな?あみちゃん。」
ほんとに田中さんが神にみえて、気が抜けた私はお酒に酔ってしまいました。。

多分、田中さんはずっと心配してくれて、何があったの?ってずっと聞いてくれてたかな。。

そして、バカ客のもとにボーイがチェックにいくと。。
バカ客「は?レイラほとんどいなかったぞ!!レイラがいない間の時間はサービスしろ!」

あいつ!!
本気で死ねばいいのに!!

店長と押し問答の末、帰っていくバカ客。

レイラ「ゴメンね〜♪また連絡するね♪」
バカ客「わかったよ。。つーか、ヘルプはちゃんとプロの仕事ができる女にしてよ(笑)」

私の方をみて笑いながら、帰っていくバカ客。。

もう、我慢の限界。。

立ち上がって追いかけようとしたとき、田中さんが一言。
田中「何があったかはわからないけど、可愛そうな人間なんだよ。
バカは相手にしないのが一番だよ♪あみちゃんは十分プロだよ!」

もうなんだかほっとして、一気に涙が溢れてきました。

泣く私に、みんなで励ましてくれて、その日はバカ客のせいで最悪だったけど、良いお客様は大事にしようっておもいました。

店長に「お客様の前で泣くなんて、このばか女!」と怒らたけど、バカ客は今度揉めたら出禁にするとのこと。

レイラさんも「あんな細い客いらなーい(笑)」って言ってました。

それから、ばか客の姿を店でみることはありませんでした。
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お客様?神様な訳ないじゃん。 ©著者:はな

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