都内某所にある貧乏アパートまたずれ荘。このアパートに住んでる43才の独身童貞男、田仲孝次。この男が物語の主人公。もちろん43年間彼女もいないし、デートもした事はない。はじめて働いたのは16才の時で派遣会社のアルバイト。色んな現場に派遣され、色んな経験もしたが、その後の人生には大して役にたっていない。初めてまともに働いたアルバイト先は満喫だったが、とりあえずその話しはまたの機会に。

7月のはじめ、暑さが段々きつくなってきた。わがマイハウスにはクーラーは勿論ない。網の被さった扇風機がクーラー代わりだ。最近は100均で買った洗面器の上にコンビニで買った氷板をおいて、扇風機の前においている。扇風機の風が氷に当たり、より涼しい風がくるからだ。

そんな感じで少しでも暑さをしのいでいるのである。

それにしても腹減ったなぁ。

冷蔵庫を開けてみたがあるのはサラミだけ。

金がない。ないのは金だけではないが、手持ちのお金は4500円。

やはり派遣の仕事は限界だ！
くそ！民主党め！

日払いでなおかつ飯がついた仕事はないものか？