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17章:偽 (5/7)

そうだよね?修ちゃん。

着いたのに気付いてくれないから軽くクラクションを鳴らす。


携帯に夢中になりすぎだよ。
誰と連絡してんだか-…。

【ちょっと修ちゃん!気付いてよ。目の前に停めたのに】


【ごめんごめん。あ、お前絶対寝てただろ。なんか目腫れぼったくない?】


【あ-…少しだけね。そんなに目小さい?】


冷やし足りなかったかな。
寝てたことにしよう-…。


【いや、俺だから分かる範囲。泣いてたんじゃなくて寝てたんだよね?】


笑ってるから修ちゃんはきっと冗談で言ってるんだろうけど


一瞬焦る。見てないようで
よく見てるというか。

【もし泣いてたって言ったら
優しくしてくれるの?】

私も笑いながら冗談で返して自分を偽る。


あなたの目の前で思いきり泣けたら
どんなに楽だろうって思うよ。
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ShikuRamen-篝火草- ©著者:にこ

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