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72章:隼人side.溺れて濡れる (1/3)

72章:隼人side.溺れて濡れる

俺の中には
別れる。って選択肢は全くない。

俺が知りたいのはそこ。
あそこまで頑なに、
俺がいなくても平気!
って言われると
俺と別れても平気!
って聞こえてくる。

このままだと喧嘩みたいに
なりそうで
なんかちげーな。
と、思ったから寝室にきたけど
ついてもこねぇ、ナナ。

なんなら呑気に
シャワー浴びだしたし。


…泣いてくれてたりしねぇかな?


せめて、シャワー浴びながら泣いてくれてたら安心すんのにな。



意地でも東京連れてくのにな。



なんて思いながら
バレないように
ナナを除いたら



そう。
泣いてたんだ。


涙は見えねーけど
肩がヒクヒク動いてた。
声も聞こえねーけど
鼻をすする音はしてた。



そうか。
ごめんな、ナナ。



俺、決めたよ。
今決めた。



俺は今日持っていた
バックだけ手に持ち
玄関をでて
タクシーを拾った。

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愛し方も分からずに。 ©著者:natuk

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