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59章:ナナside.恋文 (1/3)

59章:ナナside.恋文

綺麗な人だったなぁ。

普段は見ない
夜空を見上げて
息をはいた。


本当に綺麗な人だった。
純粋に隼人を好きで
隼人に必要とされたくて
隼人に一生懸命な人だった。

見ただけだから
これが正しいのかはわからない。

けれど
悪い印象はなかった。
本当に。



ここで最低最悪なのは
私以外の何者でもない。

どう思いたかった?
ミスズさんが
自分より劣っていて欲しかった。
なにもかも
劣っていて欲しかった。
安心したかった。


それが
自分より明らかに綺麗で
自分より明らかに素直で
自分より明らかに
隼人とお似合いだった。


だから、
自分に飽きれてるけど
自業自得。

そんな最低な考えを
願ってただなんて。
卑劣なのは私。


もう一度
夜空を見上げて、
家へ向かった。
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愛し方も分からずに。 ©著者:natuk

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