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53章:ナナside.呪いと書くけどまじないと読む
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53章:ナナside.呪いと書くけどまじないと読む
たられば娘会、楽しかったな。
二日酔いだけど。
どーせ、帰っても
隼人いないし。
みんなと話して強くなった。
…気がする。
素直になりなさい!
ってゆう3人のお姉様達の言葉は
本当に響いた。
ヤキモチ妬いたなら
妬いたって言えばいいの。
私にもかまってって
言えばいいの。
私は隼人を手に入れた時から
失う事を考えてしまってた。
隼人を想えば想うほど
胸が苦しくなってしまってた。
隼人に出会って
恥ずかしいけどこの年で初めて知ったの。
恋がこんなに苦しいものだって。
だけど、私はもう知ってしまった。
この苦しさの先にある、幸せな想いを。
流した涙の分だけ
耐えた時間の分だけ
きっと私は強くなれるの。
そうやって私は
自分に呪いとゆう名の
まじない。を、かけ、
玄関に鍵を差し込んだ。
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