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52章:隼人side.愛を乞う (1/3)

52章:隼人side.愛を乞う

俺はナナと話がしたかった。
イチャイチャもしたかった。

ナナからラインで
今日は帰らない←大袈裟
ってきたけど、
それでも俺は、
アフターも断って
真っ直ぐ一目散に家に帰った。

誰もいない家に帰るのは
久しぶりすぎて
なんか苦しくなった。

今日、俺のエース的存在のミスズのアフターを、初めて断ったからかな…
今もこの誰もいない部屋中に
ミスズからの着信が響いてる。
出る気にもなれなかった。

ナナ、もしかして
浮気しとんのかや?

この誰もいない空間は
あまりに虚しくて
俺をネガティブにさせた。

ナナはここ最近毎日…
ずっと…
こうだったのか…
ずっと、こんな気分だったのか。

やばい。
とにかく
ナナに電話しよう。


なかなかでない。

これは、まじで男か?
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愛し方も分からずに。 ©著者:natuk

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