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28章:隼人side. この卵だけは俺が大事に温めよう (1/3)

28章:隼人side. この卵だけは俺が大事に温めよう

ウッキウキで
きたのに
元気のないナナ。

部屋あがらせてもらって
食卓みて
あまりに豪華で
最後の晩餐かと思った。


そんなことさせねーけど。



で、
なんで俺が別れたいって
話になっちゃってんの?この子。


隼人➖はあ?意味わかんねー
ナナ➖ならいい。
隼人➖よくねーわ。自己完結すんな。泣きそうなくせに。
ナナ➖?!
隼人➖バレバレですけど?
ナナ➖?!
隼人➖で、なんでなんですか?
ナナ➖隼人が今は!なんてゆーからぢゃん。もぉヤダ!
隼人➖なんの話?
ナナ➖ラインだゎ、ボケ。


ラインを見返して
俺は全てを理解した。

はいはい。
そーゆーことね。

そうだった。
そうだった。
単刀直入に言わなきゃ
伝わんないんだった。
この子。笑


そんでも、たったそれだけで
こんなに元気なくなっちゃうナナ。
やっべー。
なんか雛みたい←

くっそ可愛い。


もしかしなくても…
だいぶ俺のこと好きで
いてくれてるのかもな。


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愛し方も分からずに。 ©著者:natuk

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