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10章:晴彦と紗恵 (1/4)

10章:晴彦と紗恵

あたしは
ハルカとの同棲を
やめようかとても悩んだ。


あたしはハルカに
何もしていないし
出来ていないのに
一緒に居ていいのか…

まず、
あたしは本当に彼女なのか

趣味、色、育て、本営

色んな業界用語で
考えれば考える程
わけがわからなくなる。


少し落ち着かなくちゃ。


気晴らしに地元でも帰って
実の兄にでも
会いに行こうと思い、

あたしは電車に乗って
30分

実家に少し顔を出した。


実家には
父と母と猫が暮らしてる


猫の名前はミユウ

ペルシャ猫で
もう7才。


実家に着いたら
懐かしいニオイがして
落ち着いた。



少し横になると
ミユウがニャァ〜と
カラダを擦り付けて
あたしのお腹で寝た。

黒い服がミユウの毛で
真っ白になった。


うわ〜ミユウちゃん最悪ぅ
とか言いながら


ウトウトしていたら



母が帰ってきた。


「サエ!あなた帰ってくるなら
連絡位しなさいよ!
今日は泊まって行くの?」


口うるさい母のキーキー声も
ハタチを越えたあたりから
聞けば安心する様になっていた。


しばらくして
父も帰ってきて

「サエ〜
久しぶりやの〜」

父は強面のゴルフ大好きなおじさんってところかなぁ…



父と母と
世間話を3時間ほどして
あたしは実家を出て

兄の家に向かった。
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ノリとタイミング ©著者:サエ

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