専門学生二年の12月のある日
長い友達のスカウトマンの紹介でデリヘル嬢になった。

学費やその他もろもろ稼がなくてはいけなくなり
迷いに迷って踏み入れた世界。
抵抗はもちろん、あった。

それでもビジネスだと思い込ませて
吐きそうな思いで向かった面接。
その土地で1番の高級店だった。

面接の担当になってくれた人は
拍子抜けするくらい真面目そうで、優しそうな人だった。
第一印象は
『こんな人も働いてるのか〜ひょろいひとだなー』だった。
それが私の今の旦那、向井さん。

色々聞かれて合格だよってなった。
そして、講習、、、。


すごい緊張して服を脱がせ合いっこするんだけど
ためらってできなかったら
向井さんは笑顔で、だけど少しイラついてるのがわかる感じで
『無理なら辞めていいよ、無理してする仕事じゃないからさ。』って。
私そこですごいなんか悔しくて
やってやろう！！！って気になって（笑）
やれます。って言ったらじゃあ少し休憩ねって笑ってくれたの。
そこからはもう割り切ってちゃんと講習うけて。
はい、終わりだよ〜ってなったんだけど
え？向井さんのことイカせなくていいのかな？なんて思ったりした（笑）
講習だからフィニッシュまではやらないなんて知らなかったー！