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4章:芳徳 (50/53)

「お帰りなさい。」

慶子は、変わらず俺を待っていた。

「なあ。」

風呂の追い炊きをする慶子を呼び止める。

彼女は、少し驚いて俺の方を見た。

「お前、俺のことを、愛しているか?」

自分の口から、こんな陳腐なセリフが出てくるとは思わなかった。

「ええ、愛していますよ。」

慶子は微笑んだ。

小さく。

「だって、夫婦でしょう?」

慶子は、変わらず微笑んでいた。

左の薬に光る指輪が、不気味に光っていた。
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林檎。 ©著者:美咲。

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