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5章:「僕の冒険〜学校編(後半)〜放課後の約束〜 (1/1)

5章:「僕の冒険〜学校編(後半)〜放課後の約束〜

自宅へ帰った僕は

お爺さんと一緒に、食事をしていた

食事中、いよいよ、明日

深海へ行くのだと考えると食欲すらなかった

もし、魔物に食べられたらって思うと怖くて

震えが止まらなかったよ

けど、短足ってあだ名が嫌だった僕は、皆に良い所を見せたいって

気持ちもあって、覚悟をしなちゃ駄目だって震える体に言い聞かせていた

そんな僕を見たお爺さんが僕に話しかけてきた

「どうしたのだ?

いつも大食いのお前なのに、今夜は、ご飯が進んでないじゃないか!?


学校で、何かあったのか!?」

って心配そうな顔をして僕の顔を見てた

僕は、お爺さんに行ってはならない深海の話をしようかと悩んだ

でも、この話をお爺さんに言ってしまったら

駄目だって怒るに決まってるし学校へ行かせないだろうな


もし、学校へ行けなかったら


短足ってあだ名より、裏切り者にされてしまう


そう思うと言えない僕は


お爺さんに


「ううん

何でもないよ

明日の授業が格闘だから、僕に格闘が出来るか悩んでただけだよ?」

って言うしかなかった


お爺さんは、笑顔でこう言った

「ははは

格闘は難しいな、悩む気持ちがわかるよ」

って

生まれて、初めて、僕はお爺さんに嘘をついてしまった

本当は、嘘なんてつきたくなかった

でも、裏切り者と言われるよりはマシだなって思いながらも

嘘つく自分が許せなかった

その夜

僕は、眠れなかった

お爺さんに嘘をついただけじゃなくて


深海へ行く勇気がなくて震える僕がいたからだった

考えたら考える程、眠れなくて

眠れない枕に涙を流した






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僕の冒険 ©著者:樹

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