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2章:歌詞 「忘れな草」 (1/1)

2章:歌詞 「忘れな草」

歌詞♪〜忘れな草〜 ♪

朝の光に
黄昏ながら見つめる先は
小さな種

大切に育てる命の種に
微笑む僕

初めて君と出逢った僕は
部屋の窓から覗く空を見上げるだけで
教えてくれた草花なんて気にもしなかったのに

想いを寄せ
気持ちが君へと膨らむ僕がいた
けれど、結ばれる赤い糸なんて僕にはなく
庭に植えた草花の種を見つめるだけ…

やがて
種から芽が出て
幼い命が誕生した
その喜びは、今も覚えているょ…
どんどん大きくなる草花を育て続ける僕に
運命が訪れるなんて、誰が想像しただろぅか…

ある目が覚めた朝
ふと耳を傾けると外がざわめき
気になる僕は…

庭が気になり部屋の窓を覗くと
どしゃ降りの雨に濡れる草花が顔を出した
大切に育てる草花を失ってしまうと思った僕は
庭に向かい草花を抱き締めた…
まるで君を抱き締めるように

草花から離れられなかった僕は
まるくうずくまり、草花を守ろうと
必死だった…

やがて…
何日も降り続くどしゃ降りの雨は…
草花だけではなく、僕を襲った…
枯れそうな草花に涙が溢れる僕…

溢れる涙は
草花の蕾へと流れ星…
泥だらけの僕は丸くなり
抱き締めた…

眠れない僕は
雨の中で眠ってしまったのか
夢を見た

初めて君と出逢った時
教えてくれた草花に笑う君と
興味を持たなかった僕の顔

手を握り…
草花を語ったっけ…

忘れかけてた記憶が夢の中で
僕に見せていた君に…


もう一度…
会いたいと
幻の夢の中で黄昏ていた…

明け方に
目覚めた僕が見たものは
あの時に君と語った草花の花が
咲ていたんだ…


やっと君に会えたと
涙が止まらない
草花の名前は…


忘れな草…


樹 作品

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歌詞 ©著者:樹

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