おかえりー

あ。ただいまぁ。


口元に笑みを浮かべて、目は腫れているだろうと、逸らした。


もう父は夕方から酒を食らっていたらしく、かなり酔っている


おう！おせぇじゃねぇか
おい！酒！持ってこい！

……たさけ…

……また酒飲んでんの？
いい迷惑だよ！ざけんなよ

私は、父に言ってしまった。
この一言が父の逆鱗に触れた



ああ？てめぇ誰の金で飯食ってると思ってんだよ！
醤油が掛かった魚と食器が飛んで来る。

もろ魚を頭から被り、その髪を掴みながらかなりの腕力で引っ張られる。

ゴツゴツと次から次へと
拳が飛んで来る

見える所は…とか、
倒れようと殴り続ける


辞めてーお父さん！！！

母の声だ。

うるせえ！！てめーの育て方が間違えたせいでこんな野郎が産まれてきやがって
お前の教育がなってねぇからだ！

ドスドスドス




私のせいでお母さんまで…


ごめんなさい。許して下さい。

本当にごめんなさい…


土下座をしながら何度も謝った。

2度と言いません。
ごめんなさい…
すいませんでした！