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29章:親孝行 (1/2)

29章:親孝行

私の父が、今年の春に喜寿を迎えました。


お祝いの内容は色々考えたのですが、普通の誕生日以上の事をしてあげたいと思った結果、大相撲が大好きな父に、相撲観戦のチケットをプレゼントしようと思いました。


ただ3月場所は地方だったので、5月場所の両国国技館のチケットを
取りたくて色々と調べました。


でもなかなか難しく、どうしようかとお店でそんな会話をしていたら、たまたまその会話をしたお客様がそちら方面に明るい方で、チケットを取ってくれると言ってくれたのです。


希望日を聞かれ、

私「どうせなら初日か千秋楽がいいのですが、難しいですよね…」


と言ったら、何と取れるとの事で、千秋楽を取って頂きました。


しかも桝席Aとかなりいい席です。


砂かぶりも取れると言われましたが、砂かぶりのチケット料金には手が届きませんでした。



桝席Aでもかなりいい席ですし、高額です。



清水の舞台から飛び降りる気持ちで購入しました。


相撲チケットは弟と連名でプレゼントしたのですが、弟の娘達が受験でお金がかかったからと、弟からはチケット料金の六分の一の金額しか貰えず、さすがに普段何も言わないケンジが


「泰弘君も大変なんだろうけど、自分の親のお祝いなのにな…」


と怪訝そうな顔をしていました。



私は5月場所までまだ日にちがあるし、本当の誕生日の日に、洋服と、額縁に入った父の名前を入れて書いてもらった、喜寿のお祝いの詩を送りました。


母の話だと、父は涙を流して喜んでくれた様です。


そしてGWには両親とケンジと私と犬達で、温泉旅行に行きました。


その旅行で、父に相撲のチケットをプレゼントするという、サプライズの演出を実行したのです。



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我が儘な娘 ©著者:コロコロ丸

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