亜里紗「社長、どういう事ですか？社長が自分のお客様が大事なのは分かりますけど、水野さんの事聞いてましたよね？あんな状況だったら誰だって怒って帰りますよ！もう来ないって言ってましたから！」


社長「亜里紗さんからフォローしておいて下さい」


私「はっ？社長が水野さんに謝るべきなんじゃないですか？挨拶するって言ってましたよね？」


社長「それはテーブルを移動して頂いた事の、お詫びとお礼に伺うつもりでしたが、もう帰られたのなら挨拶のしようもないので…」


亜里紗「じゃあこのまま放置ですか？」


社長「いえ、ママに水野さんに連絡を入れてもらいます」


亜里紗「ママは今回関係ないですよね？」


社長「ママは管理職ですから」


亜里紗「社長が水野さんを怒らせたんですよ！」


社長「今回の件はママが対応します」



亜里紗「ママに押し付けるんですか！」



社長「亜里紗さん、今日は少し興奮している様なので、また次回話しましょう」


亜里紗「今日話しても次回話しても変わりませんよ！」


社長はボーイ達を呼び、少し話した後帰ったそうです。


ボーイ「亜里紗さん、送ります」

亜里紗「今日は雪江ちゃんと飲んで帰るから送り要らない」


そう言って亜里紗と雪江ちゃんは居酒屋に行きました。


話題は勿論社長の事。




クラブの次の出勤日、亜里紗は出勤しませんでした。