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30章:vol. 30
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ユウとはなかなか会えないでいるけるど 毎日メールはしていた
相変わらず仕事が忙しいらしく
ユウ「これから昼ごはん」
私「昼ごはんって今夕方の5時だよ」
ユウが仕事終わるのは日付が変わる頃か 遅いときは深夜2時だったり3時だったり
それでも最近はユウは落ち着いていると思っていた
ある日の早朝4時
ユウ「これから帰ります」
私「お疲れさま 気をつけてね」
ユウ「このまま事故にでもあって死ねればいいのに」
私「ダメでしょ 死ぬのは私が先」
ユウ「俺が先でいいよ 命もお金も何もいらない 消えたい」
私「私をおいていかないでって前から言ってるよね ユウに捨てられてかなり凹んでたの知ってるでしょ? 私はユウが戻ってきてくれて感謝してるんだから」
ユウ「もうそれ以上言わないで」
私「わかった」
ユウ「ごめんね ありがとう」
私「おやすみなさい また明日ね」
ユウ「おやすみ」
次の日 いつも朝からメールするけど その時はやめた
夜になって
私「お疲れさま 無理しないでね」って送ったものの返事はなかった
元々 鬱病の既往をもっているユウ
仕事が忙しかったり 家庭がうまくいってない時に発症してしまう
でも私は何もしてあげることができない
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今を生きる ©著者:里菜
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