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5章:vol .5 (3/19)

リョウの部屋に行くようになって
私は掃除をしようと思った

ただ1日そこらで片付くようなものではなかったので数ヵ月かけて部屋を綺麗にした

それからはリョウの部屋に行ったら掃除と洗濯をするようになった

リョウが日曜の午前中はバンドの練習があるので私はリョウの部屋で掃除や洗濯をして昼御飯を作って待っているのが定番になった

リョウには女がたくさんいるけど部屋には連れてこないし 私を信じてくれているから部屋に一人でいさせてもいいって思ってもらえてたことが嬉しかった

リョウ「綺麗な女は連れて歩くにはいいけど3日一緒にいたら飽きる その点 お前は飽きないよ」って言う
私「どうせ私は綺麗じゃないですぅ」ってよく言っていた

リョウに1度だけ言われた台詞
リョウ「お前が結婚してなければお前と結婚してた」って
正直嬉しかった


リョウと私は付き合ってた訳ではなかった

私の誕生日にはネックレスをくれた
毎年 一つずつ増えていった

その関係に終わりがきたのはリョウと出会って4年目の私の誕生日

その日も泊まる予定で荷物をリョウの部屋に置いてご飯を食べに行った
そこで言い合いになり
私「帰る」

リョウ「帰れ」

私「荷物を部屋に置いてきたから取りに行かなきゃいけない」

その店を出てリョウのマンションに戻った
玄関先に荷物を置いていたので靴も脱がず持って帰ろうとしたら

リョウ「誕生日プレゼントあるから待ってて」

私「もらえない 誰かにあげて」

リョウ「お前に合うと思って選んだんだから他にはやれないよ」

私「わかった もらってく
今までありがとね」と言って帰ろうとしたら

リョウ「ちょっと待ってて」と言って部屋の奥から大きな袋を持ってきた

リョウ「いつもお前には世話になってるから今年はネックレスだけじゃなくてバッグも用意してあった」

私「そんなのもらえない」

リョウ「お前のために選んで買ったんだよ 安物じゃないから大事にしろよ」って渡された

私「ありがと じゃあね」と言ってドアを閉めた

その後 涙が止まらなかった

漸く 私はリョウが好きだったんだって思った

次の日 リョウの留守電に
「私はリョウが好きでした さよなら」って入れた

それから会うことはなかったけど年に数回メールはしていた

あれから十数年
最近結婚して幸せになったらしい
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今を生きる ©著者:里菜

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