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8章:初の………。
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お寿司屋さんを出る前に里沢さんは私にタクシー代を含めて6万円渡してくれた。
条件として、会えるときはなるべく多く会って、最低でも月1は必ず会う。
連絡はこまめに取り合って、Lineは毎日するということを約束した。
えっちをすることが苦手な私としては願ってもない条件だった。
もちろん、ずっと里沢さんに甘えていくわけにはいけない。
でも……………。
私が宇宙と会うためにはお金が必要で……。
もちろん、掛け持ちできる仕事は探していくつもり。
水商売は難しいかもしれないけど……。
里沢さんをタクシーまでお見送りしたのが、0時30分だった。
私は直ぐ様宇宙にLineした。
『おはよー ヾ(・□・`) 今日、未収のお金持っていくね(*^^*)』
私はなぜか、おはよーと入れたあとに“ ヾ(・□・`) ”の顔文字をいれてしまう。
意味はないけど、かわいいと思って…。
別に決して困っているわけではない。
私がLineを入れてからすぐに宇宙からの返事がきた。
『おはよー♪早いねー(*^^*)さすがだね\(^o^)/』
『今、出先だから近くなったらまた、Lineするね』
『分かった(*^^*)』
私は足早にproudへと向かった。
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涙の色 ©著者:莉沙
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