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里沢「一番に相談してくれたって事はそれだけりおなちゃんが俺を信用してくれてるってことだから嬉しいけど…。さっきも言ったけど夜に復活するのは嫌だ。俺の気持ちも分かってほしい」
私「でも………。腹に背は変えられぬというか……」
里沢「りおなちゃんが言うことは分かるよ。………。ぶっちゃけ月いくらぐらい必要なの??」
私「多く稼げるならそれに超したことはないです。でも、最低でも3万円ほしいです」
里沢「そうか………。じゃあ、こうしよう。月に5万。りおなちゃんにあげよう。その代わり月に1回は俺と会う。っていうのはどう?」
私「そんな……。そんなの私悪いです」
……………………。
うまくいったッ
里沢「いや、それほど戻ってほしくないだけだよ。……だからって、こうすることでりおなちゃんをどうこうしようってわけじゃないんだ。ただこうやって食事とか会ってくれるだけでいい」
私「そんな都合のいいこと……」
里沢「りおなちゃんに会えるだけでいいんだよ……」
………………………。
胸が苦しくなった。
私は里沢さんがこう言ってくれることが分かっていたから話したんだけど………。
里沢さんの気持ちに漬け込んだ。
私が男女の関係が嫌いって前に誘われたときに話したから、きっと私の気持ちを汲んでくれたんだろう。
その純粋な里沢さんの気持ちを利用した……。
その気持ちを踏みにじって私は宇宙に使う。
良心の呵責に苦しむ。
それでも、私はこんな時でも宇宙を想う。
………………。
里沢さんのご厚意に甘えることにした。
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涙の色 ©著者:莉沙
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