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5章:苛立ち (16/16)

絢乃とはぎくしゃくしたまま時がすぎた。

proudには絢乃に内緒ってことで何度も通った。

正直、宇宙にもハマっていたが、proud自身にハマっていた。

宇宙がつかなくても、飽きることなくヘルプと遊んだし、オンリーにされてもそんなに苦にならなかった。

絢乃と距離を置いたのは、反対されてるからだけではなかった。

絢乃と遊ぶとお金が足りなくなるからだ。

昼間遊ぶだけでもご飯代やガソリン代でお金が飛ぶ。

その分、proudにいけなくなってしまう。

proudに行く前は絢乃と遊ぶのが一番楽しかった。

絢乃も彼氏よりも私と遊ぶことを優先していたし、私も彼氏がいても絢乃と遊ぶことを優先していた。

それが今では……。

彼氏でもない、ましてや彼氏になることもない宇宙を優先している。

絢乃に対して罪悪感がないわけではない。

むしろ隠れてproudに行く事で後ろめたい気持ちになる。

だけど、そんな気持ちを打ち消してしまうほど、私の中で宇宙の存在は大きい。

もちろん、絢乃にはこの気持ちをわかってもらいたい。
認めてもらいたい。

その気持ちはあるけど……。

今の絢乃にこの気持ちをぶつけても、反対するに決まっている。

だから、距離を置くことにしたんだ……。
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涙の色 ©著者:莉沙

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