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3章:ジレンマ (5/5)

そう考えると、もうこれ以上このお店に居ることはできないと思った。

でも、私は家に帰りたくなかった。


翔も卓を離れて、私たちの卓はまたオンリーになった。

「ねー、絢乃。もう出よっか」

私が言った。

「そーだね。莉沙ももう飲めないっしょ」

「いや??私まだ、飲めるけどここは無理」

「莉沙。大概だよ。とりまチェックしよっか」

絢乃の言葉に頷いた。


絢乃がチェックをお願いしてる間、私はぼーっとして飲んでいた。

そうしていたら、宇宙が戻ってきた。


なんだコイツ。
今頃戻ってきて意味わかんねーし。

私はそう思いながら、宇宙に背を向けてモニターを見ていた。

「莉沙ちゃん。帰るの??」

宇宙の問いにそのままの姿勢で無言で頷く。
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涙の色 ©著者:莉沙

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