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3章:ジレンマ (2/5)

トイレから出て、フラフラ自分の卓に戻っていた。

戻る途中宇宙がついている卓を横切らなければならない。

それが嫌で嫌で下を向いて見ないようにして通りすぎた。

自分の卓に戻ると見知らぬ男の子が絢乃と話していた。

「誰ー??このイケメンー??てか、私座るとこないんだけどー」

って声をかけると、彼が席をあけてくれて、私の隣に座った。

「最近入ったばかりの子なんだってー。名前は…なんだっけ??」

絢乃が言いながら笑う。

「僕、翔って言います」

彼が自分で自己紹介。

「へー、翔君かぁ。翔君、私ともっと早く会えばよかったねー」

私は翔君にそう言って微笑む。

「え。どうしてですか??」

「もっと早く会ってたら私、翔君指名してたもーん。めっちゃイケメン!!」

私の発言に絢乃も
「莉沙。それ私も今言ったし」

なんて言って笑っていた。

そんな時、宇宙が私たちの卓に来て、翔に耳打ちすると翔は席を立った。

「えー。翔君もう行っちゃったー……」

絢乃も私もせっかくテンションが上がってたのに、一気に下がった。

半分ぐらい入っていたグラスを飲み干した。

「もー莉沙ちゃん、飲み過ぎだよ」

宇宙が私たちの卓にそのままついてくれて、私のお酒を作った。

「ここはー、お酒を飲む場所なのでー、飲むしかありませーん」

作ってもらったお酒を、ゴクゴク飲む私。
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涙の色 ©著者:莉沙

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