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2章:覚醒 (8/8)

波留は笑いながら少し強い口調でグラスを受け取りながら言った。

「だって……。お酒の味がしないんだもん……」

作ってもらったお酒をすぐに流し込む。

「莉沙ー??どうしたのよー。らしくないじゃん」

絢乃も心配そうに私を見る。

「んー??何にもないよ。今日は飲みたい気分なだけー」

そう言ってケラケラ笑った。


気づけば波留も別卓に行っていて、卓には私と絢乃オンリーになっていた。

私は自分のグラスが空いたので、自分で作って飲んでいた。

後から絢乃に聞いたら、ほぼロックで飲んでいたらしい……(笑)


トイレに向かっているとフラフラしていたためか、誰かが支えにきてくれた。


宇宙だ。


「莉沙ちゃん、大丈夫??トイレでしょ??着いてくね」

優しく支えてくれる宇宙に対して

「もー、私大丈夫。一人で行けるからぁ。宇宙君はちゃんとお仕事してッ」

と言って宇宙から離れた。

トイレに入って自己嫌悪。

宇宙がきてくれて嬉しかったのに…、他卓についてるのがむかついて、あんな態度とっちゃった……。

お客さんは私だけじゃない。
そして宇宙の仕事の邪魔をしてはいけない……。

よしッ!!
切り替えよう!!
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涙の色 ©著者:莉沙

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